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気ままな記録

71フラグメンツ

71フラグメンツ / ガブリエル・コスミン


1994年 ミヒャエル・ハネケ監督

冒頭にて「19歳の学生が銀行にて銃を乱射。自分も自殺」とある。
現実にあったニュースが元のネタ。

犠牲者、加害者の生活の断片を
パズルのように映し出している。

その間には紛争、戦争のニュース
マイケルジャクソンが捕まりインタビューの映像などなど

・卓球を真剣にやっている学生
卓球の機械からボールが出てきてひたすら打ち込む
このシーンがやたらと長い、すごく長い、とにかく長い
監督いわく「場面はそれが持つ長さだけ続くのだ」
「構造の秘密とは長さだ、長さを見つけ出すこと」と

単に「彼は卓球をする人」ではないらしい。
ではなく何が言いたかったのか・・・
彼が犯人だったということか。

・不法入国してゴミをあさり、盗みをする少年
・その少年を養子に迎い入れる夫婦
・娘夫婦から邪険に扱われる孤独な老人の楽しみは孫だけ。
・その娘は銀行の窓口係
・銀行にお金を運び入れる男
・その男の妻は子供が産まれたばかり
・卓球学生のルームメイトはパズル好き(彼は犠牲者ではない)
あっこのパズルが、登場人物のパズルと重なっているのね。
なるほど。(書きながら理解している私

↑今回の事件にかかわった犠牲者たちの
日常が断片的に映し出され
そしてニュースの中の出来事だったはずの銃による虐殺が
今、偶然銀行に居た自分の身に起きたという
恐ろしい現実

無関心なこの世の中
恐ろしい現実は何処にでもおこりうる話

しかし、なぜ学生は銃を手に入れていたのか?
随分色々な人の手を伝って、彼の元にたどり着いた銃。
なぜかワカラン。
実家にやたらと電話していたけど
ホームシックだったのか?
なげやりだったのか?

事件もガソリン入れたけど現金が足らずにカードも使えず、
向かいの銀行に「お金くれ」と横入りして言ったら
横入りされたおじさんに突き飛ばされて
で、車に戻って銃をもって銀行で乱射
で、また向かいのスタンドに戻って車の中で自殺

って、おいおい
ただのカァーっとなってやっちゃったっていう話?

いえいえ・・そうした原因などの物語性は
全く排除した映画なので
あとは個人で思うままに見てください・・だそうです。

おぉ怖い。
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